【ポケモン剣盾】相手選出のメモを取ることは、コスパ最高の上達法である【ランクマッチ】
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※当記事は、「環境メタの変化に付いていけない!」「なんで負け続けてるのか分からない!」という初級者〜中級者層向けの記事です。
こんにちは、モモノです。なんかビジネス書みたいなタイトルになってしまった。
今回は、前のエルフリザ軸の記事で軽く載せた、「相手の選出、自分の選出のメモで残す意義」について掘り下げていく話です。
改めて見せると、こんな感じ。
はい、字が汚いですね。逐次注釈を入れてくので勘弁してください。
そもそも、なんでわざわざメモを取るの? って人も居ると思います。
これは、上級者ならご存知の通り、ポケモンのランクマッチは、情報を制する人が勝つゲームだからです。読み合いや選出の勘は勿論、日々更新されるポケモンの型、環境把握も含めて、プレイヤースキルだと捉えてます。
で、私は統計した情報を頭の中だけで解決できないし、忘れてしまうこともしばしば。
じゃあもう、情報は頭の外に残しとけばいいじゃんってことで、私の場合ノートだった訳です。
前置きはこれくらいにして、私が簡易的ノートから得てる情報を取り上げて行きましょう。
参考にするページ、テンプレート
- ページ上部6匹:自分の構築
- ページ中部6匹:マッチングした相手の構築
- その右隣3匹:自分の選出
- ①②③のメモ書き:選出順。最低限互いの先発の①だけでも書くようにする。
- ◯と×:勝敗の結果
1分もあれば書ききれるので、3匹選出の時間、技選択の時間を使って書いてます。
アナログ媒体のノートでメモを取っていますが、スマホのメモ帳などでも全然問題ないです。
直近の環境、選出傾向の把握
さて、上のページにある6戦の中で読み取れる情報は色々あります。
・6戦中3回、バンドリュに遭遇してる。単体も含めるともっと
・だが、バンドリュが実際に並ぶことは少ない=ドリュは型破りが多い?
・ヒトム、ミトムが多い。ヒトムは基本先発と想定してよい
・相手先発はロズレイド、ジュラルドン、ヒトムなど、「先発エルフーン」に強い対面を意識されている
などですね。
対してこちらの選出も見ていきましょう。
・自分の初手は4/6がドリュ。エルフーン意識されていることから、逆に被せ返している感じ。特にエルフーンヒトム初手対面はあまりおいしくない。
・相手にバンギが居ない時はエルフーンリザ選出安定。
・相手にバンギが見えた時はエルフーンバンギの選出。格闘などが居ないなら、先発バンギで荒らすことも想定した方が良い
・ドラパルトの選出がない。バンギに強い格闘など、高火力物理と入れ替えた方が良いか。
試合自体は勝ててますが、勝った試合でも「もし◯◯を出されてたら」など「たられば」を色々考えると、先発選出・構築の調整など改良の余地が見えてきます。
・自分の構築、メタを考える際の辞書になる
こういったノートは、新しい構築を作る際の参考データとしてかなり便利です。
まず、一から構築を考えるに当たって、トップメタを色々と意識する必要があります。
今ではキャラランク表などありますが、ランク表では、バンドリュ、オーロンゲキッスなどの、2〜3匹単位の並び、その並びに合わせた相性補完のポケモンまでは把握しにくいです(もちろんトップメタの分かりやすい一覧として参考にしやすいのですが)。
そこで、こうして6匹単位のノートを取っておくと、
「ウオノラゴンでバンドリュ見れるけど、後ろにミミッキュやギャラ、ドラパルト居ることが多いな……」
→追い風バンギで解決するプランも想定
「一見炎リザが一貫してるけど、ミミッキュで止まっちゃうな…」
→3番手ドリュ
などなど、重いポケモンをもっと広い視野で見やすいと思います。また、
「ドヒドサニーゴとか、耐久きつい」
「サザンみたいな高火力の特殊を受ける手段無いことに気づく」
「あくびや状態異常系の回答どうしよう」
と、戦法の濃度を薄めて抽象化することもできます。
選出の記録そのものに価値がある
他にも、初めて見たポケモンの型、面白かった構築を真似したり、振り返る際にも使えます。
いやそんなもん全部頭に入っとるわ、って方もいるかもしれませんが、新ポケモンや最新の環境全然わかんねえ! という方は、これくらい入念にやっておいても、全然オッケーです。
それに、メタゲームをやる上で、構築の傾向というのは高価値な情報です。今回は計10戦程度の記録ですが、今のご時世、(ポケモンの型なども含めて)直近30戦の構築をまとめたデータがあったら、廃人はめっちゃ欲しがります。
実際、環境を定点観測したブログがありますが、かなり注目されてます。
https://www.google.co.jp/amp/s/gamp.ameblo.jp/volgross/entry-12552275886.html
ポケモンのネット対戦にはKP(ポケモン、技、持ち物使用率)の概念があります。以前はPGLという公式のサービスで確認できました。
しかし、PGLが無い今、日々変動する環境をリアルタイムで調べるためには、レートが動く試合が避けられない、一発勝負の状況にあります。複雑な読み合いの中で細かな内容が記憶に残らない場合も少なくないです。その点でも、単にノートとして整理した情報を残すだけでも、十分に価値があると言えます。
まとめ
以上、情報を残すだけで大きなアドバンテージがある、という話でした。
こんな真面目にやるか? というツッコミはあると思いますが選出時間、技選びの時間を使って残す価値は充分にあるし、しないよりマシと思います。
とまあ、つらつら語ってきましたが、
大体のこと、書いてあったんですよね、ここに……
そう、本屋にデカデカと置いてある有名なビジネス書です。
読んでない方向けに内容をかいつまむと、
①起きた出来事はとりあえず書き留める
②出来事を平たい内容に分解する
③後から自分の役に立つ情報に転換する
って感じです。あくまで内容の一部ですので、自己分析とかもっと踏み込んだ話もしてます。
で、そんなメモの取り方を、ポケモンのスケールに落とし込んだ訳です。
格ゲーで有名なウメハラさんも、キャラ対策や上達のためにメモをこまめに取っていることを述べているため、ポケモンでも似たようなことが言えると思います。
そんな、予想もしないところ(本)に上達のアイデアが落ちている、座学も使い方次第、というオチでした。
皆さんも、色んなやり方で研究の引き出しを増やしていってください。
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ゲームと百合が三度の飯より好きなライター駆け出し。『パルフェ』など丸戸史明作品を膝に受けている。日記っぽいゆるゆるな記事はnote(https://note.com/momono5)に書いてます。
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